Kyoto♪S4の記憶

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生きることの根源みたいな・・・

きょうは仕事が早く終わったので15時くらいに病院に着いた。
本日の担当看護師さんはじいさんと顔見知り。
(このことについてはまた別に書こうと思ってます。)

寝たきりになる可能性はあるけど
身体は動かせるようにしておくためにリハビリをしてくださっていて
今日はその様子を見ることができた。

リハビリ中、ずっと歌を歌ってる。
「はい」とか「痛い」くらいの言葉しか言えないので
歌詞は聞き取れない。メロディーも聞いたことがない。
理学療法士さんが、何て歌ですかと聞いても答えてくれない。
でも、なんとなくご機嫌そうに歌ってる。

病室に戻って、理学療法士さんと研修生(どちらも女性)が
また来週来ますねと言ったら、「ありがとう」と応えた。
彼女たちはびっくりして、もう一度言わそうとする。
そうしたら、じいさん、流し目をした。
杉良太郎なんて足元にも及ばないくらい
あからさまでわざとらしい流し目。
理学療法士さんたちは、いまのなにぃ~って言いながら
もう一度やらせようと顔を近づけてみたりする。
でも、色男は流し目の安売りはしない。

思うに、
じいさん、スナックでおねえちゃんにちやほやされながらカラオケ歌って
名残惜しそうにしているおねえちゃんに流し目を送ったに違いない。

8年前、頭がい骨骨折やら脳挫傷やらかして
もうあかんかもって状態で入院した時も
看護師さんをスナックのおねえちゃんと思ってたし
退院の時なんか抱きついてたし
同じ病棟の入院患者のおばあさんを「俺の女」扱いしてたし。。。
その後、知り合いの医者に奇跡的な回復と言わせるくらいに回復。

やっぱり、生きる力って 色 ですかね。

母の苦労が偲ばれる・・・