Kyoto♪S4の記憶

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作家の一言/見者の一見、美術館での一会

昨日はギャラリートークがある日なので京都市美術館へ行ってきました。
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ルーブル美術館展の行列は80分待ちでした。

観てきたのは「作家の一言/見者の一見、美術館での一会」
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ルーブル美術館展と同じ京都市美術館でやってますが、こちらはガラガラ。

作者が何を表現したいかを知ることを学ぶ展覧会です。
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クリックしたら大きくなります。

ギャラリートークは12時からだと思って行ったら11時からで半分しか聞けなかった(T_T)
京都市美術館のコレクション展って私にとっては結構難しいテーマのが多いけど
今回は作品の見方を知るということで比較的易しくて面白い内容でした。

作品や作者の名前を書いたプレートの横に、
「描かれている人物は何をしているのでしょう」とか
「いくつ目が描かれているでしょう」みたいな問いが書かれているカードがあり
う~ん、と唸ってからカードをひっくり返すと答えが書いてあります。
正しい答えを出すのが目的ではなくて、作品のどの部分に着目すればいいかを
問いかけてくれているんだと思います。

お土産に買った絵葉書です。
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西村五雲の「園裡即興」。可愛いウサギたちでしょ。
園裡は動物園のことで、動物園で即興で書いたという意味のタイトルです。
この作品には「このウサギたちはこの後どうなったでしょうか」という問いがありました。
皆さんはどう思いますか。
京都の日本画家はこの美術館の近くの動物園で写生することが多いそうで
西村五雲が動物園でこのウサギたちを見つけて、飼育員にウサギをどうするのかと聞いたところ
ライオンなどの猛獣の餌にするとの答えが返ってきたそうです。
絵とタイトルを見ただけで、この内容を想像することはできませんが
なぜ動物園のうさぎを即興で描いたのかを考えながら観ることが大切なようです。